ニュースリリース

[システムマネジメント学科]横田 将生教授 著書『Natural Language Understanding and Cognitive Robotics』が出版されました

システムマネジメント学科 横田教授執筆の著書 『Natural Language Understanding and Cognitive Robotics』が発売されました。
本書は40年間「自然言語理解」の研究をされている横田教授が、人間とロボットが共存し相互作用する近い将来を実現するために、ロボットが自然言語理解(NLU)のような特性を統合マルチメディア理解(IMU)の中心部分としてどのよう獲得するかを説明しているもので、人工知能、ロボット工学、認知科学に興味のある研究者や学生を対象としているものです。
ぜひ、手にお取り下さい!

 

システムマネジメント学科 横田将生 教授

研究分野:知覚情報処理・知能ロボティクス
近未来においてロボットが人間の日常生活における真のパートナーとして存在するためには、少なくとも自然言語(natural or human language)による一般人との意思疎通のために適切で十分な能力が必要である。なかでも時空間に関する言語理解および表出能力はロボットが一般人と協調的に作業を行う際に最も重要である。

しかしながら、一般人が直観に基づき頻繁に発話しかつ容易に理解する自然言語時空間表現には、ロボットにとって客観的時空間への直接的な接地(Grounding)が困難なものが頻繁に出現し、その中には、下記のS1~S5のように一見非科学的ともとれるものも多く存在する。このような表現には時空間における人間の主観(外界知覚過程の性向、すなわち、時空間に対する心の働き方)が投影されており、将来、一般人とロボットの円滑な協調的相互作用の障害、すなわち、認知障壁(Cognitive Divide)になると考えられる。この問題を本質的に解決するには、人間の認知機能のモデルを擁し、それに基づきS1がどのような情景に接地されるかを決定でき、S2とS3およびS4とS5の間の同義性(すなわち同一情景に接地されること)を体系的に指摘できる自然言語理解能力を備えた人間・ロボット対話管理システムの開発が必要である。本書では、人間の主観的知識を心の機能モデルを介して体系的に接地可能な形式で表現・計算する方法論およびそのコンピュータ・シミュレーション結果について詳述している。

(S1) The Andes Mountains run north and south.
(S2) The path goes down to the brook.
(S3) The path comes up from the brook.
(S4) The road runs 10km straight east from A to B, and after a while, at C it meets the street with the sidewalk.
(S5) The road separates at C from the street with the sidewalk and, after a while, runs 10km straight west from B to A.

 

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トピックス   2019/11/11